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高校授業料無償化!所得制限撤廃と私立高校の支援拡大へ【高等学校等就学支援金】

公開日:2025/10/30 更新日:2026/5/7
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2026年4月から、高校授業料の無償化がすべての家庭に広がりました。公立・私立を問わず、世帯年収にかかわらず授業料相当分の就学支援金が支給されます。私立高校の支援上限は年45万7,200円に引き上げられ、多くの家庭で授業料の実質ゼロが実現しています。

ただし、入学金・教材費・制服代などは引き続き家庭負担です。また、支援を受けるには申請が必須となるため、学校からの案内を見落とさず、早めに手続きを進める必要があります。

本記事では、高校無償化の詳細ともらえないケース、支給日や審査結果に関しても解説します。

4/24 追記:
高等学校等就学支援金オンライン申請システム「e-Shien」は、現在緊急メンテナンスのためサービスを一時停止しておりましたが、4月27日午後に再開しました。手続きが必要な方は、学校からの案内や最新情報をご確認ください。

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この記事の目次

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高校授業料無償化・就学支援金支給制度とは?わかりやすく解説

「高校授業料無償化」と呼ばれている制度の正式名称は「高等学校等就学支援金支給制度(高校授業料無償化・就学支援金支給制度)」です。2010年にスタートし、2014年・2020年・2025年・2026年と段階的に制度が拡充されてきました。

制度をごく簡単にまとめると、次のとおりです。

  • 誰がもらえるか:高等学校等に在学する生徒(国籍・学校の種類は条件あり)
  • 何がもらえるか:授業料相当分の支援金(年額最大45万7,200円
  • いくらもらえるか:国公立は年11万8,800円、私立は年45万7,200円が上限
  • どうやってもらうか:申請後、学校経由で授業料に充当(保護者は直接受け取らない)
  • 誰が払っているか:国(税金)。都道府県が審査・交付事務を担当

2026年4月1日の改正法施行により、所得制限が完全に撤廃され、全世帯が対象となりました。つまり「親の年収がいくらでも、私立・公立を問わず授業料は実質無償」という状態が実現しています。

ただし注意すべき点が1つあります。「無償化」という言葉のイメージほど、教育費の負担がゼロになるわけではありません。この制度が対象とするのは「授業料」のみであり、入学金・教材費・制服代・通学費・部活動費などは変わらず家庭負担です。

【2026年度】高校生等奨学給付金とは?対象世帯が年収490万円まで拡大・支給額・申請方法を解説

2025年度限り「高校生等臨時支援金」とは?就学支援金との違い

「高校生等臨時支援金」「臨時支援金 いつもらえる」という検索が非常に多くあります。

高校生等臨時支援金は2025年度(令和7年度)限りの特別な支援金で、2026年4月からの所得制限撤廃に先立ち、経過措置として設けられたものです。2026年度(令和8年度)以降は本制度は終了し、恒久的な就学支援金(所得制限なし)に統合されています。

【高校生等臨時支援金と就学支援金の違い】
項目高校生等臨時支援金(2025年度限り)就学支援金(2026年度〜恒久化)
期間2025年度(令和7年度)のみ2026年度(令和8年度)以降も継続
対象就学支援金に加え、所得制限で支援対象外だった世帯全世帯(所得制限撤廃)
支給先保護者口座に直接振込(自治体による)学校経由で授業料に充当
支給時期2025年度中(自治体により異なる)毎年度の就学支援金として支給
2025年度に臨時支援金を受け取った方も、2026年度以降は新たな就学支援金の対象となるため、改めて学校経由で申請手続きを行う必要があります。

高校無償化 2026年の申請手続き方法(e-Shienを使った手順)

「高校無償化 手続き 2026」「私立高校無償化 申請方法 2026」という検索が非常に多くあります(計約10,000インプレッション以上)。

就学支援金を受け取るためには、申請が必須です。手続きは主にオンライン申請システム「e-Shien(イーシェン)」を使用します。

【就学支援金の申請手順(2026年度)】
ステップ内容時期の目安
①学校から案内受け取り学校からe-Shienの「確認番号」などが記載された申請案内が配布される4月〜5月
②e-Shienにアクセス・ログイン文部科学省のe-Shienシステム(https://www.e-shien.mext.go.jp/)にアクセス。学校から配布された確認番号でログイン4月〜5月
③申請情報の入力2026年度からは所得審査が不要なため、基本情報(生徒情報・保護者情報)のみ入力4月〜5月
④提出・完了入力内容を確認し、送信して申請完了5月〜6月頃
⑤審査・認定通知学校経由で認定通知が届く。2026年度からは所得審査なしで迅速化7月〜8月頃

e-Shienが使えない・紙での申請の場合

紙の申請書でも手続き可能です。その場合は学校の事務室から申請書を受け取り、必要事項を記入して学校に提出します。2026年度からは所得証明書(課税証明書)の添付が原則不要となり、手続きが大幅に簡略化されています。

「一旦払う」ケースでの返金の流れ

「私立高校無償化 一旦 払う」「授業料 返金」という検索が多くあります。

一部の私立高校では、入学時に年間授業料の全額または一部を先払いで納付する場合があります。この場合、一旦全額を払い、就学支援金の認定後に返金される流れになります。

【一旦払うケースの返金スケジュール】
  • 4月:授業料を全額納付
  • 5月〜6月:e-Shienまたは紙で就学支援金を申請
  • 7月〜8月:認定通知(2026年度からは所得審査なしで早まる傾向)
  • 8月〜10月:学校から保護者口座へ返金(一般的な目安)
学校によっては2学期・3学期の授業料から差し引く形で相殺する場合もあります。入学時の説明会や事務室で返金スケジュールを事前に確認しておきましょう。

「高校無償化 所得制限 裏ワザ」について

「高校無償化 所得制限 裏ワザ」というキーワードで検索される方が多くいます。2026年4月以降は所得制限が完全に撤廃されたため、「裏ワザ」でどうにかする必要はなくなりました。

2025年度以前は、世帯の課税所得が一定額を超えると就学支援金の対象から外れていたため、課税所得を抑える方法を探す方が一定数いました。しかし2026年度からは所得に関係なく全世帯が対象です。

ただし、都道府県独自の上乗せ助成金では依然として所得要件が設定されているケースがあります。その場合も、法律の範囲内での節税や控除の活用が基本となります。税務上の節税対策については、税理士や公認会計士にご相談ください。

高校就学支援金の世帯年収の計算方法と「もらえないケース」

2026年4月からは所得制限が撤廃され、「年収がいくらでも就学支援金は受け取れる」状態になりました。しかし、一部のケースでは申請しても支援金を受け取れないことがあります。ここでは、世帯年収の考え方と、もらえないケースを整理します。

世帯年収の計算方法(2026年度以降)

2025年度までは「保護者の課税所得」をベースに所得制限が判定されていましたが、2026年度からは所得審査が不要となりました。よって、共働き世帯・片働き世帯を問わず、世帯年収の計算結果にかかわらず支援金を受け取ることができます。

ただし、都道府県独自の上乗せ支援(東京都・大阪府など)では、引き続き所得要件が設定されているケースが多いため、注意が必要です。

都道府県独自制度の世帯年収計算の基本

世帯年収は、原則として「保護者等の市町村民税の課税標準額×6% − 市町村民税の調整控除の額」で計算される「基準額」を用いて判定します(具体額は自治体ごとに異なります)。

  • 共働き世帯:父・母それぞれの課税標準額を合算して判定
  • 片働き世帯:収入のある親の課税標準額のみで判定
  • 子の人数:扶養控除の適用により、多子世帯ほど有利に判定される

目安としては、共働き・子2人世帯で年収約1,090万円まで片働き・子2人世帯で年収約910万円までが、旧所得制限の「年収910万円未満相当」のラインでした。

2026年度以降も「就学支援金がもらえない」ケース

所得制限が撤廃された現在でも、次のような場合は支援金を受け取れません。

ケース理由
既に高校を卒業・修了している在学要件を満たさないため
在学期間が通算36か月を超過(全日制)支給期間の上限超過
外国人学校に在籍している制度対象外の学校種
海外在住で日本の住民税が課されていない課税情報が確認できないため
申請を行っていない自動適用ではないため申請が必須
学校からの案内を見落とし、期限までに書類を提出しなかった期限超過で当該年度の受給資格を失うケースあり

特に「申請忘れ」は非常に多い理由です。遡っての支給はされないため、学校からの案内が届いたらすぐに手続きを進めましょう。

就学支援金のシミュレーション(世帯年収別の受給額)

2026年度以降は所得制限が撤廃されたため、「年収に応じて受給額が変わる」のは主に都道府県の独自助成部分です。ここでは、国の就学支援金と東京都の独自制度を合わせたシミュレーションをご紹介します。

東京都在住・私立高校(全日制)に通う場合

世帯年収の目安国の就学支援金東京都の授業料軽減助成金合計(年間)
~590万円未満45万7,200円約4万4,000円(最大)約50万1,200円
590万~910万円未満45万7,200円約4万4,000円約50万1,200円
910万円以上45万7,200円所得制限で対象外の場合あり45万7,200円(国の支援のみ)

公立高校(全国共通)に通う場合

世帯年収の目安国の就学支援金(上限)実際の授業料実質自己負担
全世帯(所得制限なし)年11万8,800円年11万8,800円0円(実質無償)

共働き世帯のチェックポイント

2026年度以降は所得制限撤廃により、共働き世帯もフル支援の対象となります。ただし、都道府県独自の助成金には所得要件が残っているケースが多いため、お住まいの自治体の公式ページで共働き世帯の基準を必ず確認しましょう。

通信制高校・高専・定時制高校の無償化と支援金の扱い

高校授業料の無償化は、全日制高校だけでなく、通信制高校・定時制高校・高等専門学校(高専)・専修学校高等課程なども対象となります。

通信制高校の就学支援金(2026年度以降)

区分2025年度までの上限額2026年度以降の上限額算定方法
公立通信制年額14万4,360円年額14万4,360円(継続)履修単位数×単価で計算
私立通信制年額29万7,000円年額33万7,200円(増額)履修単位数×単価で計算

2026年度からは「広域通信制高校」も新たに無償化の対象に加えられました。

高等専門学校(高専)の就学支援金

高専区分就学支援金の対象支給上限額
国公立高専(1〜3年次)対象年11万8,800円(公立高校と同額)
私立高専(1〜3年次)対象年45万7,200円
高専4〜5年次対象外—(修学支援新制度が対象)

定時制高校の就学支援金

定時制高校の場合、36か月の支給期間上限も48か月まで延長して運用されます。

区分支給上限額(年額)
公立定時制(学年制)年額3万2,400円
公立定時制(単位制)履修単位数×1,740円(上限年額3万1,320円)
私立定時制年額45万7,200円(全日制と同額上限)
多子世帯の給付型奨学金が拡充 授業料も無償化 詳しい内容と注意点を解説

【都道府県別】高校無償化の独自支援制度と上乗せ助成金

国の就学支援金に加えて、多くの都道府県では独自の授業料軽減制度を設けています。

【注意】各自治体の制度は毎年見直しがあります。実際の申請時には必ず各都道府県の公式ページで最新情報をご確認ください。

首都圏の独自支援制度

都道府県独自制度の名称所得要件私立高校への支援上限
東京都私立高等学校等授業料軽減助成金あり(2024年度から段階的撤廃)国支援と合わせ最大約50万1,000円
神奈川県私立高等学校等生徒学費補助金あり(年収910万円未満等)世帯年収に応じ上乗せ
埼玉県父母負担軽減事業補助金あり世帯年収に応じ上乗せ
千葉県私立高等学校等授業料減免制度あり(低所得世帯中心)入学金・授業料の減免
茨城県・栃木県・群馬県県独自の授業料軽減制度ありあり(低所得世帯中心)自治体により異なる

埼玉県の高校無償化(2026年度)

埼玉県では、国の就学支援金(2026年度から所得制限撤廃)に加えて、「父母負担軽減事業補助金」という独自の上乗せ補助金があります。低所得世帯を中心とした制度ですが、年度ごとに要件が見直されています。

【埼玉県 父母負担軽減事業補助金の主なポイント】
  • 国の就学支援金に加えて、私立高校の学費を補助する埼玉県独自の制度
  • 所得要件あり(年収目安・課税標準額の基準は毎年確認が必要)
  • 申請は学校経由で行う(国の就学支援金と同時申請が可能)
  • 最新情報は埼玉県公式サイトでご確認ください

千葉県・神奈川県の高校無償化(2026年度)

2026年4月以降は国の所得制限撤廃により、千葉県・神奈川県在住の生徒も所得に関係なく授業料分の支援が受けられるようになりました。各県独自の上乗せ支援については、引き続き低所得世帯向けの減免制度が運用されています。詳細は各県の公式ページでご確認ください。

関西圏の独自支援制度

都道府県独自制度の名称所得要件私立高校への支援上限
大阪府私立高等学校等授業料支援補助金2026年度から完全撤廃(全学年)授業料を完全無償化
京都府京都府あんしん修学支援制度あり(所得要件の詳細は下記参照)世帯年収に応じ上乗せ
兵庫県私立高等学校等授業料軽減補助金あり世帯年収に応じ上乗せ
奈良県・滋賀県・和歌山県各県独自の授業料軽減制度ありあり(低所得世帯中心)自治体により異なる

京都府の高校無償化・あんしん修学支援制度とは?

「私立高校無償化 京都 2026」「京都府あんしん修学支援制度 2026」という検索が多くあります(計約14,500インプレッション)。

京都府あんしん修学支援制度は、国の就学支援金に上乗せして、私立高校に通う生徒の授業料負担を軽減する京都府独自の制度です。

【京都府あんしん修学支援制度の主なポイント(2026年度)】
  • 対象:京都府内の私立高校等に在籍する生徒(府外からの通学者も京都府に在住していれば対象)
  • 内容:国の就学支援金に加えて、授業料の一部または全部を追加補助
  • 所得要件:世帯年収に応じた上乗せ支援。2026年4月以降は国の所得制限が撤廃されたが、京都府独自部分は引き続き所得要件あり
  • 申請方法:学校経由での申請(国の就学支援金と同時に手続き可能)
  • 認定結果:毎年7月〜8月頃に通知
  • 最新情報は京都府公式サイトまたは通学先の学校でご確認ください

京都府在住で私立高校に通う家庭は、国の就学支援金(年45万7,200円)+あんしん修学支援制度の組み合わせで、授業料の大部分または全額がカバーされるケースが多くなっています。

大阪府の高校無償化はいつから?

2026年度から全学年の授業料を完全無償化することが決定しています。所得制限も完全撤廃されており、国公立・私立を問わず、大阪府在住の高校生は授業料を負担せずに通学できます。通信制高校も同様に無償化の対象です。

中部・関東以外の地域の独自支援制度

地域主な独自制度の内容
北海道・東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)各道県独自の授業料軽減制度あり。低所得世帯向けが中心。
中部・北陸(新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・三重)各県独自の上乗せ助成あり。愛知県・静岡県は比較的手厚い制度を整備。
中国・四国(鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知)低所得世帯向けの減免制度が中心。
九州・沖縄(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)各県独自の授業料軽減制度あり。福岡県は独自の就学支援金制度を整備。

愛知県・福岡県・群馬県の高校無償化(2026年度)

愛知県・福岡県・群馬県とも、国の制度に準じて2026年4月から所得制限が撤廃された就学支援金が適用されています。各県独自の上乗せ助成については、低所得世帯を中心とした制度が運用されているため、公式ページで詳細をご確認ください。

都道府県独自制度を利用する際のポイント

  • 申請先は学校を通じて行うケースが多い(国の就学支援金と同時申請可能)
  • 所得要件の基準は自治体ごとに異なる(課税標準額ベースの所得判定が主流)
  • 認定結果は毎年7月頃に通知されるケースが多い
  • 生徒が当該自治体に在住していることが基本要件
  • 都道府県外の高校に進学した場合は、進学先の自治体ではなく居住地の自治体の制度が適用される

就学支援金の支給日・審査結果・返金のタイミング

審査結果の通知タイミング

時期内容
4月〜6月学校から申請案内配布、生徒・保護者が申請書類提出
6月〜7月都道府県による審査(2026年度からは所得審査不要のため迅速化)
7月〜8月認定通知を学校経由で保護者に送付
8月〜9月支援金の初回交付(学校に対して)
以降四半期ごと学校への定期交付。保護者には授業料として充当される

支援金が認定されたらどうなる?

認定された場合、支援金は保護者の銀行口座には振り込まれません。国→都道府県→学校(授業料として処理)という流れで支給されます。保護者の方が授業料の振込などの作業を行う必要はありません。

先払いした授業料はいつ返金される?

学校の授業料徴収の仕組みは2パターンあり、返金の有無が分かれます。

パターン1:年度当初に全額徴収しない学校

多くの公立高校や一部の私立高校は、4月時点で「就学支援金分を除いた授業料」のみを徴収します。この場合、先払いがないため返金も発生しません

パターン2:年度当初に授業料を全額徴収する学校(一旦払うケース)

一部の私立高校では、4月に年間授業料の全額または一部を先払いで納付する運用をしています。この場合、認定後の8月〜10月に返金されるケースが多いです。学校によっては2学期・3学期の授業料から差し引く形で相殺する場合もあります。

東京都の独自助成金(授業料軽減助成金)の振込タイミング

東京都の私立高等学校等授業料軽減助成金は、国の就学支援金とは別に申請・審査が必要で、保護者の銀行口座へ直接振り込まれる方式です。振込タイミングは12月〜翌2月が一般的です。

「私立高校無償化はずるい」「おかしい」と言われる理由と実態

「ずるい」と言われる主な理由

  • 公立と私立の支援額の差(約4倍):この金額差は授業料の実額に合わせた設計です。公立高校の授業料は年11万8,800円、私立は全国平均年約44万円と大きな差があります
  • 所得制限撤廃で高所得世帯も支援対象に:文部科学省の試算では新たに支援対象となる世帯は年収910万円以上で約45万人
  • 授業料以外の費用は家庭負担のまま:入学金・教材費・制服代・修学旅行費・通学費は依然として家庭負担
  • 低所得世帯向けの支援が相対的に薄く感じられる:授業料以外の教育費を支援する「高校生等奨学給付金」は据え置き

実態を踏まえた判断のポイント

  1. ・授業料以外にかかる費用(入学金・教材費・修学旅行費など)の総額を事前に試算する
  2. ・お住まいの都道府県の独自助成制度を必ず確認する
  3. ・低所得世帯の場合は「高校生等奨学給付金」の併用を検討する
  4. ・大学進学を見据えた長期的な教育費計画を立てる

制度への賛否はあっても、教育を受ける生徒自身に責任はありません。受けられる支援は確実に申請し、教育の選択肢を広げる手段として活用することが大切です。


高校無償化・就学支援金に関するよくある質問


高校無償化の正式名称は?(わかりやすく教えて)

「高校授業料無償化」と呼ばれている制度の正式名称は「高等学校等就学支援金支給制度(高校授業料無償化・就学支援金支給制度)」です。国公立・私立の高校や高等専門学校の1〜3年次、通信制・定時制・中等教育学校後期課程・特別支援学校高等部・専修学校高等課程などに通う生徒を対象に、授業料を国が支援する仕組みです。2026年4月からは所得制限が撤廃され、全世帯が対象となっています。



2026年度から私立高校は無償化されますか?

はい、2026年4月から私立高校の授業料は所得制限なしで実質無償化されています。国の就学支援金が年45万7,200円を上限に全世帯へ支給されます。ただし、入学金や施設費、教材費、制服代などは引き続き家庭負担となります。



高校生等臨時支援金とは何ですか?就学支援金と違う制度ですか?

高校生等臨時支援金は2025年度(令和7年度)限りの特別な支援金で、2026年4月の所得制限撤廃に先立ち、経過措置として設けられたものです。2026年度以降は終了し、恒久化された就学支援金(所得制限なし)に統合されています。2025年度に臨時支援金を受け取った方も、2026年度は新たに就学支援金の申請手続きが必要です。



就学支援金の申請方法・手続きを教えてください(e-Shienとは)

就学支援金の申請はオンライン申請システム「e-Shien(イーシェン)」を使用します。学校から配布された確認番号でログインし、必要情報を入力して申請します。2026年度からは所得証明書の添付が原則不要となり手続きが簡略化されています。紙での申請も可能で、その場合は学校の事務室から申請書を受け取り、記入して提出します。申請しないと支援金は受け取れないため、学校からの案内が届いたら早めに手続きを進めましょう。



「高校無償化 所得制限 裏ワザ」は意味がありますか?

2026年4月以降は所得制限が完全に撤廃されたため、「裏ワザ」でどうにかする必要はなくなりました。全世帯が就学支援金の対象です。ただし、都道府県独自の上乗せ助成金では引き続き所得要件が設定されているケースがあります。その場合も法律の範囲内での対応となりますので、必要な場合は税理士にご相談ください。



私立高校の授業料を一旦払った場合、いつ返金されますか?

一部の私立高校では年度当初に授業料を全額先払いする場合があります。その場合、就学支援金の認定後(7〜8月頃)から1〜2か月以内に学校から保護者口座へ返金されるのが一般的です。多くは8月〜10月に返金されます。学校によっては2学期の授業料から差し引く形で相殺する場合もあるため、入学時に学校へ確認しておきましょう。



高校無償化は全国どこでも同じですか?

国の就学支援金は全国一律で適用されますが、都道府県独自の上乗せ助成金には地域差があります。例えば東京都は国+都で最大約50万1,000円、大阪府は2026年度から完全無償化、京都府はあんしん修学支援制度による上乗せがあります。お住まいの自治体の公式ページで最新情報を必ずご確認ください。



京都府あんしん修学支援制度とは?

京都府あんしん修学支援制度は、国の就学支援金に上乗せして私立高校の授業料負担を軽減する京都府独自の制度です。京都府内の私立高校に在籍する生徒が対象で、世帯年収に応じた補助が受けられます。申請は学校経由で行います。2026年度からは国の所得制限が撤廃されましたが、京都府独自部分は引き続き所得要件があります。詳細は京都府の公式ページまたは学校の事務室でご確認ください。



就学支援金がもらえないケースはありますか?

2026年度から所得制限は撤廃されましたが、次のケースでは支援を受けられません。(1) 既に高校を卒業・修了している、(2) 在学期間が通算36か月を超過、(3) 外国人学校に在籍、(4) 海外在住で日本の住民税が課されていない、(5) 申請を行っていない、(6) 提出書類の不備や期限超過。特に「申請忘れ」は多い理由なので、学校からの案内を必ず確認しましょう。



通信制高校も就学支援金の対象ですか?

はい、通信制高校も対象です。2026年度からは私立通信制高校の支給上限が年29万7,000円から年33万7,200円に引き上げられ、所得制限も撤廃されました。また、2026年度から複数の都道府県で生徒を募集する「広域通信制高校」も新たに無償化の対象となっています。



高専は高校無償化の対象ですか?

高等専門学校(高専)の1年次から3年次までは高等学校等就学支援金の対象です。国公立高専は年11万8,800円、私立高専は年45万7,200円が上限となります。4年次・5年次は大学相当とされ、別の「大学等における修学の支援に関する法律(修学支援新制度)」の対象となります。



共働き世帯は就学支援金でどう扱われますか?

2026年度以降は所得制限が撤廃されたため、共働き・片働きを問わず国の就学支援金は全世帯が対象です。ただし、都道府県独自の上乗せ助成金では引き続き所得要件が設定されているケースがあり、共働き世帯の場合は夫婦合算の課税標準額で判定されます。詳細はお住まいの自治体でご確認ください。



まとめ

2026年4月から、高校授業料の無償化が所得制限なく全世帯に拡大しました。私立高校の支援上限は年45万7,200円で、公立高校は実質無償です。ただし、入学金・制服代・教材費などは対象外。

支援を受けるには申請が必須で、遡っての支給はされません。学校からの案内を見落とさず、早めに手続きを進めましょう。

ポイントを整理します。

  • 申請方法:e-Shienまたは紙の申請書で学校経由で申請。2026年度から所得証明書が原則不要に
  • 臨時支援金:2025年度限りで終了。2026年度からは恒久化された就学支援金(所得制限なし)に統合
  • 裏ワザ不要:2026年度から所得制限が完全撤廃。全世帯が対象なので「裏ワザ」を探す必要なし
  • 一旦払うケース:先払いした授業料は認定後8〜10月頃に返金されるのが一般的
  • 都道府県別の上乗せ:京都府(あんしん修学支援制度)・大阪府(完全無償化)・東京都・埼玉県など独自制度あり

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合わせて読みたい:高校生等奨学給付金とは?保護者向けに対象世帯と支給額・申請方法を解説

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