長野県岡谷市では、市内の中小企業が取り組む生産現場の省力化やデジタル技術の活用を支援する「ものづくり現場高度化促進事業補助金」を提供しています。この補助金は、人手不足やデジタル化の課題に対応し、事業の効率化や競争力の強化を図るための設備投資やシステム導入を後押しします。本記事では、この補助金の詳細や申請方法について解説します。
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この記事の目次
ものづくり現場高度化促進事業補助金とは
「ものづくり現場高度化促進事業補助金」は、岡谷市が市内の中小企業を対象に提供する支援制度です。生産現場の省力化やデジタル技術の活用を目的とした設備投資やシステム導入を行う企業に対し、その経費の一部を補助することで、地域産業の活性化を目指します。
この補助金は、特に中小企業が直面する経営課題に対応し、持続可能な事業運営を促進する重要な制度です。
補助金の詳細(対象地域,補助金額)
補助金の対象は、長野県岡谷市内に本社、主たる工場、または研究所等の施設を有する中小企業で,
「製造業」を主たる事業として営むものです。
この事業は2つの事業区分に分かれており、以下の補助率・限度額となっています。
省力化設備等導入事業 | 補助率 1/2以内 | 補助上限額 50万円 |
---|---|---|
デジタル技術活用等事業 | 補助率 1/2以内 | 補助上限額 30万円 |
実施する事業が2つの事業に該当する場合
「省力化設備等導入事業」+「デジタル技術活用等事業」の場合は、以下のように補助率および限度額が異なります。
「省力化設備等導入事業」 「デジタル技術活用等事業」 | 補助率 1/2以内 | 補助上限額 64万円 |
---|
それぞれの対象経費は以下のようになっています。
省力化設備等導入事業 |
---|
- 設備購入費 - システム構築費 - 運搬費 - 外注費 - 据付工事費 - 技術指導受入に要する経費経費 - その他事業遂行のために市長が必要と認める経費 ※機械装置の購入が伴わないものは対象外 |
デジタル技術活用等事業 |
- 機械装置、電子機器、ソフトウェア購入費 - クラウド利用料 - 外注費 - 技術指導受入経費 - 人材マッチングサイト登録料 - IT研修費 |
対象事業者と対象要件について
補助金の対象者は以下の条件を満たす中小企業者です。
- 岡谷市内に本社、主たる工場、または研究所等の施設を有すること。
- 中小企業基本法に基づく中小企業であること。
補助要件について
補助要件については、以下の点が要件とされていますのでご確認ください。
・設備投資等により3年間の労働生産性が1%以上向上(2事業申請の場合は5年で労働生産性2%以上)することを目標とする事業計画書であること
(ただし人材の育成や確保のほか、研修等の費用のみの場合は不要)
・汎用性の高いパソコンやプリンタは対象外
・タブレット端末は工場内でのみ使用し、情報管理・共有などにおいてペーパーレス等につながるなど市長が必要と認めた場合のみ対象
・申請は1者一回、いずれかの事業のみ(ただし、実施する事業内容が両方の事業に該当する場合は1つの申請において両事業を申請可能)
申請スケジュールおよび申請の流れについて
申請は受付期間内に行う必要がありますので、計画的な準備が求められます。
申請スケジュール
- 申請受付開始:2024年4月1日
- 申請終了:2025年3月3日
申請の流れ
申請の流れは、以下のとおりです。
1.事前相談
申請を行う前に、必ず岡谷市工業振興課に相談してください。対象経費や申請書類に関する詳細な説明を受けることができます。
2.必要書類の準備
・申請書
・事業計画書
・見積書や契約書写し
3.書類の提出
必要書類を揃え、岡谷市工業振興課に提出してください。書類は窓口または郵送で受け付けています。
4.審査
5.交付決定
申請の流れ、詳細については公式HPまたは事前相談時に窓口にてご確認ください。基本的に交付決定前に導入を行っているものについては対象外となるケースがほとんどですので、申請や導入のタイミングにご注意ください。
まとめ
「ものづくり現場高度化促進事業補助金」は、岡谷市内の中小企業が抱える課題を解決するための重要な制度です。設備投資やデジタル技術導入を支援することで、企業の競争力向上を図るとともに、地域産業の発展を後押しします。
対象となる事業者の皆さまは、この補助金を活用して、生産性向上や業務効率化に取り組んでください。詳細情報は公式サイトまたは岡谷市工業振興課で確認いただけます。
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