山形県では、原油価格の高騰により経営負担が増加している施設園芸農業者を支援するため、「山形県施設園芸用燃油価格高騰対策支援事業」を実施しています。この補助金は、燃油購入費用の一部を補助することで、経営安定を図り、持続可能な農業の実現を目指す取り組みです。
今回は山形県施設園芸用燃油価格高騰対策支援事業の詳細や申請手続きについて、まとめました。
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この記事の目次
山形県施設園芸用燃油価格高騰対策支援事業とは
山形県施設園芸用燃油価格高騰対策支援事業は山形県内で施設園芸を営む農業者を対象に、燃油購入費用の一部を補助する制度です。補助金を活用することで、燃油価格高騰の影響を軽減し、安定した生産を維持することができます。また省エネルギーへの取り組みを促進することで、持続可能な農業経営を支援します。
施設園芸とは、温室やビニールハウスを利用した農業形態です。この事業は、野菜、果樹、花きの生産を支える施設園芸農業者にとって重要な支援策となっています。
補助金の詳細
まずは対象地域や交付額を見ていきましょう。
対象地域
この補助金は、山形県内で施設園芸を営む農業者、農業法人、または農業者の組織する団体が対象です。対象地域で事業を営むことが条件となります。
給付額と補助率
交付単価と交付金額は、以下のように算出されます。
■交付単価
(平均価格-基準価格)×1/2
■交付金額
交付単価 × 月ごとの燃油購入数量
「平均価格」とは、月ごとの燃油の全国平均価格です。なお、交付基準は以下のとおりです。
月の平均価格が、基準価を超えた場合
この場合の「基準額」とは、過去7年間の全国平均価格のうち、最⾼値および最安値の年を除いた5年の平均価格(A重油︓88.9円、灯油︓94.2円)を指します。
対象者と対象要件
それでは、対象者や対象燃油を見ていきましょう。
対象者
以下の条件を満たす農業者、農業法人、または農業者の組織する団体が対象です。
- 山形県内で施設園芸(野菜、果樹、花き)を営んでいること
- 省エネルギー取組計画を作成し、実践すること
申請に際しては、省エネルギー取組計画書などの提出が必要です。
対象燃油
施設園芸の加温のために購入した、A重油および灯油
補助対象となるのは、令和6年10月から12月の間に購入(納品)したA重油および灯油です。申請方法
申請方法や受付期間、必要な書類は、以下のとおりです。
申請受付期間
- 締切日:2025年2月20日
申請の際は、必要な書類を郵送・持参またはメールにて提出してください。
■提出先
山形県農林水産部園芸大国推進課 野菜花き振興係
saitokazua@pref.yamagata.jp
提出書類
■振込口座申出書
■省エネルギー取組計画書
■現在の燃油使用量、目標の燃油使用量がわかる書類
いずれもホームページから、様式をダウンロードできます。申請の流れ
- 締切日:2025年2月20日
- 対象要件の確認
- 補助金の対象者に該当するかを確認します。
- 必要書類の準備
- 申請に必要な書類を準備します。
- 申請書類の提出
- 指定された書式に沿って申請書を記入し、必要書類を添付して提出します。申請方法や提出先は公式サイトをご確認ください。
- 審査と通知
- 提出書類の審査が行われ、補助金交付の可否が通知されます。不備があった場合、修正を求められる場合があります。
- 補助金の受領
- 審査に通過した場合、指定口座へ補助金が振り込まれます。振込時期は通知書で確認してください。
まとめ
「山形県施設園芸用燃油価格高騰対策支援事業」は、燃油価格の高騰による影響を受ける施設園芸農業者にとって大きな助けとなる制度です。エネルギー使用量を見直し、省エネルギーに取り組む農業者を支援します。
補助金を上手に活用して燃油価格高騰による経営負担を軽減し、安定した事業運営を目指しましょう。詳細は公式サイトや担当窓口でご確認ください。
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