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飼料価格の高騰は、畜産農家にとって深刻な経営課題となっています。こうした状況を背景に、富山県では「飼料価格高騰経営安定緊急支援奨励金」を設け、畜産農家の負担軽減と経営安定を図る取り組みを行っています。本記事では、この奨励金の概要、対象者、申請方法について解説します。
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この記事の目次
飼料価格高騰経営安定緊急支援奨励金とは
富山県では、飼料価格等の大幅な高騰の影響を受けている畜産農家の経営安定を支えるため、コスト低減等の取組みを行う方を対象として、配合飼料の購入量に応じた奨励金を交付しています。
奨励金交付対象者と奨励金額
県内の農場で畜産業を営む方(地方公共団体を除く)で、以下のコスト低減等の取組みを3つ以上取り組まれている方が対象です。
【コスト低減等の取組み】
■畜産共通 |
---|
(1)疾病・事故率などの低減 (2)暑熱・ 寒冷対策による生産性の改善 (3)国産飼料(エコフィード含む)の給与割合の増加 (4)配合飼料の使用量の低減 (5)副産物収入(堆肥販売等)の増加による生産コストの削減 |
■酪農 |
(1)生産性の向上 (2)分娩間隔の短縮 (3)国産濃厚・粗飼料の生産・流通拡大(コントラクター活用等によるものを含む) (4)生産費割合の圧縮 |
■肉用牛 |
(1)肥育期間や子牛の出荷月齢の短縮 (2)分娩間隔の短縮 |
■豚、採卵鶏・肉用鶏 |
(1)優良系統の導入による生産性の向上 (2)オールイン・オールアウトによる事故率の低減 |
【奨励金額】
県内で飼養する家畜に給与することを目的に購入した配合飼料等1トンあたり定額 1,400円。
対象期間は令和6年4月1日~令和7年2月28日で、令和6年度中に購入した飼料の数量に奨励金単価を乗じた額が、奨励金の額になります。
対象となる配合飼料等
奨励金額算定の対象となる配合飼料等は、以下のとおりです。
(1)配合飼料価格安定制度の対象となる配合飼料
(2)穀物由来の単体飼料(米、米由来の飼料を除く)
(3)混合飼料のうち穀物由来の飼料(米、米由来の飼料を除く)
対象となる飼料は、対象期間中に納入されたことが確認できるものに限られます。また、申請総額が県の予算を超過した場合、奨励金額は申請額よりも減額される可能性がありますのでご注意ください。
申請期間および申請方法
奨励金交付申請書の受付期間は、令和7年2月19日(水)から令和7年3月5日(水)までです(必着)。期限を過ぎた場合は受付できませんので、余裕を持って準備・提出しましょう。
【申請方法】
申請書は以下の提出先に郵送または持参してください。
提出先:富山県農業技術課 広域普及指導センター
〒939-8153 富山市吉岡1124-1 農林水産総合技術センター敷地内
TEL: 076-429-5043
【提出書類】
- 奨励金交付申請書
- 別紙様式(コスト低減等の取組実績)
- 令和6年度中(令和6年4月1日~令和7年2月28日)に購入した飼料の数量がわかるもの(納入伝票のコピー等)
- 振込先口座と口座名義が分かるもの(通帳1ページ目の見開き部分のコピー等)
過去に奨励金の交付を受けている場合は、振込先口座に関する書類は不要です。
まとめ
飼料価格の高騰が続く中、富山県が提供する「飼料価格高騰経営安定緊急支援奨励金」は、畜産農家にとって重要な支援策です。富山県内で畜産業を営む方は、この奨励金を活用し、経営の安定化を目指しましょう。
奨励金の交付時期は令和7年3月下旬を予定していますが、提出書類に不備があると手続きが遅れる可能性があります。スムーズな交付を受けるためにも、提出前に書類をしっかりと確認しましょう。最新情報や詳しい情報ついては、公式サイトをご確認ください。
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