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電気代の上昇に伴い、省エネ家電への買い替えを考える人が増えていますが、新しい家電への投資は費用負担が気になるところです。そんな時におすすめなのが、東京ゼロエミポイントです。条件を満たす家電の購入に対して、ポイント分の値引きが受けられます。この記事では、東京ゼロエミポイントの詳細、対象製品、必要書類、申請方法などを紹介します。
省エネ家電への買い替えを検討されている方はぜひ、参考にしてみてください。
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この記事の目次
東京ゼロエミポイントとは?
省エネ製品への買い替えで、ポイントがもらえる「東京ゼロエミポイント」。正式には「家庭のゼロエミッション行動推進事業」といいます。「家庭の~」と銘打っているとおり、個人を対象とした事業で、設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器、照明器具を、省エネルギー性能の高い対象家電等に買い替えた都民に対して「東京ゼロエミポイント」を付与するものです。対象の家電を、事業に参加登録した家電販売事業者で購入するとその場でポイント分が値引きされます。
この事業は、家庭における省エネルギー対策が一層重要となっている状況を踏まえ、東京都の令和7(2025)年度予算にも計上されています。家電量販店、地域の販売店、通販などの購入形態を問わず、ゼロエミポイントの事業登録販売店であればどこで購入しても対象です。たとえば、省エネ性能の高い冷蔵庫(501ℓ~)に買い替えると26,000円の値引きが受けられます。
あと少し出せば性能が1ランク上のものが買える場合でも、エアコンや冷蔵庫など値段の大きな買い物は、簡単には決められないことが多いと思います。こういったポイント交換制度を上手に利用して、省エネ性能の高い家電を手に入れてみてはいかがでしょうか。
「家庭のゼロエミッション行動推進事業」実施の背景
世界各地では地球温暖化の影響によるとされる異常気象や水害などが頻発しており、日本も例外ではありません。
地球温暖化の原因である、CO₂の排出削減につながる省エネに取り組むことは、地球温暖化対策には必要不可欠とされています。
こうした観点から、家庭の省エネ行動を促すため、家庭の中で特にエネルギー消費量の大きい機器に着目して「家庭のゼロエミッション行動推進事業」が実施されています。
東京ゼロエミポイントの対象製品・条件
「家庭のゼロエミッション行動推進事業」は2019年10月に開始しており、新制度では、2024年10月1日以降に購入した分が対象となっています。
東京ゼロエミポイント 2024年10月からどうなる?
東京都は10月以降の申請方法変更と支援拡充を発表しました。
これまでの購入後に都民が申請する申請方法から、店舗での値引き方式(付与されるポイント相当分を直接値引く方式)に変わりました。これにより、商品券及びLED割引券への交換は廃止となります。
【2024年9月までの制度】
東京ゼロエミポイントは、対象家電を購入すると、ポイントが付与され、そのポイントで商品券やLED割引券が交付されます。申請は都民自身が2024年10月31日までに行います。2024年9月30日までに購入した製品が対象です。
【新制度(2024年10月~)】
対象家電を購入する際、ゼロエミポイント相当分が販売時にその場で値引きされる仕組みになりました。家電販売事業者が、ゼロエミ事務局へ申請します。(交付申請期間:2024年10月1日~2027年3月31日まで)
東京ゼロエミポイント エアコン「新規購入」も対象に
2024年10月1日から、通常の買替に加え、以下の拡充が行われます。
長期使用家電買替支援 | 製造年から15年以上経過した長期使用されたエアコン、冷蔵庫からの買替の場合、通常買替よりポイントを上乗せする。※既存家電の製造年及び製造番号の提示が必須 |
高効率な新規家電購入支援 | エアコンと冷蔵庫の省エネ性能が高いものに関して、新規購入について補助を開始する。※高効率家電の新規購入は、2026年3月31日まで |
【対象機器及び付与ポイント数】
■通常買替(エアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具)の場合:最大26,000ポイント
■長期使用家電買替(エアコン、冷蔵庫)の場合:最大80,000ポイント
■高効率な新規家電購入支援(エアコン、冷蔵庫)の場合:最大10,000ポイント
対象となる機器
対象となる製品には性能基準があります。以下の省エネルギー性能等を満たす必要があります。
エアコン
対象となる製品の基準 |
■多段階評価点2.0以上2.9以下、 もしくはAPF 5.8以上6.5以下 (目標年度2027年度または2029年度) ■多段階評価点3.0、 もしくはAPF 6.6以上 (目標年度2027年度または2029年度) |
冷蔵庫
対象となる製品の基準 |
■省エネルギー基準達成率100%以上 104%以下(目標年度 2021 年度) ■省エネルギー基準達成率105%以上(目標年度 2021 年度) |
給湯器
対象となる製品の基準 |
【エコキュート】JIS C9220に基づく年間給湯保温効率または年間給湯効率が3.0以上(寒冷地仕様は2.7以上) 【エコジョーズ】給湯部熱効率が94%以上、給湯単能器、ふろ給湯器にあっては、モード熱効率が83.7%以上であること 【エコフィール】油だき温水ボイラーは連続給湯効率94%以上、石油給湯機は直圧式でモード熱効率81.3%以上、貯湯式で74.6%以上であること 【ハイブリッド給湯器】熱源設備は電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併用するシステムで貯湯タンクを持ち、年間給湯効率(JGKAS A705)が102%以上 |
LED照明器具
対象となる製品の基準 |
住宅の屋内に固定して使用する LED 照明器具 ※LED照明器具からLED照明器具への買い替えは対象外 |
事業対象となる家電等は、下記「対象製品の検索」でチェックできます。こちらに登録してある製品がポイント付与の対象となりますので、購入する製品が対象家電であることをご確認ください。
▼対象製品の検索
https://www.tz-points.jp/product-search
東京ゼロエミポイントはいつまで?
ポイント交付の対象となる販売期間
【通常買い替え、⾧期使用家電からの買い替えの場合】
令和6年10月1日~令和9年(2027年)3月31日まで
【新規購入の場合】
令和6年10月1日~令和8年(2026年)3月31日まで
※予算の消化状況により期日が早まることもあります。
東京ゼロエミポイントは誰が対象?
以下の要件を満たす方が申請できます。
- 事前に登録された事業者(店舗)にて購入する方
- 都内に住所を有する個人であって、その住所を公的な書類(免許証等)で証明できる方
- 住宅に設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器、照明器具を、省エネルギー性能の高い新品の対象家電等に買い替えた方
- 購入した対象家電等を都内の住宅に設置する方
事前に用意する必要があるものは?
購入製品によって、必要な書類が異なります。
【共通…対象製品の購入時に本人確認証が必要】
- 免許証やマイナンバーなど本人と住所がわかるもの
【長期使用家電からの買い替え】
- 買い替え前の家電の製造年が分かる写真(底面シール等)
- 全体写真(室内に設置されている写真)
【LED照明器具への買い替え】
- 買い替え前の照明器具の写真
まとめ
今回は設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器または照明器具を、省エネ性能の高い対象家電等に買い替えた都民に対して、東京ゼロエミポイントを付与する「家庭のゼロエミッション行動推進事業」(東京ゼロエミポイント)をご紹介しました。
2024年9月30日の購入までは商品券でのポイント還元でしたが、10月1日からは、その場でポイント分が購入金額から値引きされます。
さらに、これまで支援の対象にならなかった新規の家電購入も対象になっています。ぜひこの機会に省エネ家電への買い替えをご検討ください。
参考:東京ゼロエミポイント